全長×全幅×全高 3,955mm×1,688mm×845mm
エンジン種類 水冷4サイクル90゜V型12気筒DOHC
排気量 2,992cm3
最高出力 over 400PS/10,500rpm→over 420PS/11,500rpm
最高速度 over 350km/h
車両重量 720→650kg ('66 Italian GP:approx. 740kg)
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
上:ロッキングアーム、下:Aアーム
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン
上:Iアーム、下:逆Aアーム、ダブルラジアスアーム
1967 / ホンダ RA273

'66年に引き続き参戦。'67年第1戦南アフリカGPにて3位入賞、第7戦西ドイツGPまでクーパー、ブラバム、ロータス、イーグル、フェラーリと戦ったマシン。((7) J.サーティース)
●RA273/主要諸元
シャシー
シャシー構造 軽合金モノコック
エンジン型式名 RA273E
ギヤボックス 5速マニュアル
サスペンション形式
 前
ダブルウイッシュボーン
上:ロッキングアーム
下:Aアーム
サスペンション形式
 後
ダブルウイッシュボーン
上:Iアーム/ラジアスアーム
下:逆Aアーム/ラジアスアーム
ブレーキ形式
 前/後
ディスク/ディスク
タイヤ 前/後 6.00/8.95-15 7.00/11.50-15
車重 650kg
(720kg説もあり)
ホイールベース 2,510mm
トレッド 前/後 1,550mm/1,485mm


エンジン
タイプ名 RA273E
形式 水冷縦置きV型DOHC
Vバンク角 90度
気筒数 12
バルブ数 4/1気筒あたり
バルブ駆動 ギヤトレーン
排気量 2,993cc
ボア×ストローク 78.0mm×52.2mm
燃料供給装置 機械式燃料噴射
潤滑形式 ドライサンプ
最高出力 400ps以上/10,500rpm


この年から実施された3リッター排気量規定に合わせて新設計された。前年からの最大の変更点は、エンジンレイアウトにあった。特異とも言えた横置きから、一般的な縦置きになっている。排気量倍加によりシリンダーのボアが20mm近く増え、エンジン全長が長くなったことから、横置きはもはや不可能だったのだ。Vバンク外側から吸気し、内側に排気するレイアウトは他のライバルV12勢にはないホンダ独自のもので、そのためコクピット背後に、複雑かつ美しく絡みあう白いエキゾーストパイプが位置し、優雅な外観を見せた。組み立て式クランクシャフトやセンター・パワー・テイクオフは引き継がれ、いぜん高回転高出力を誇ったが、重量増大というジレンマも相変わらず抱えていた。シャシーは従来のモノコック+サブフレームにエンジンを搭載する構造から、エンジン下部までアルミ製パネルが伸びるタイプ。しかしエンジン本体とともに持病とも言える重量過多は解消されず、ライバルに比べて大柄だった。RA273はトレッド拡大や軽量化が施され、翌1967年のなかばまで使用された。
●エンジン形式:水冷縦置きV型DOHC
●排気量:2,993cc
●ボア×ストローク:78.0×52.2mm
●最高出力:400ps以上/10,500rpm
●前タイヤ:6.00/8.95-15
●後タイヤ:7.00/11.50-15
●ホイールベース:2,510mm
●重量:650kg(720kg説もあり)
RA273
 1967年(昭和42年)