エンジン種類 | 空冷4サイクル2気筒DOHC4バルブギヤ駆動 |
排気量 | 49.8cm3 |
最高出力 | over 13PS/20,000rpm |
最高速度 | over 150km/h |
車両重量 | 50kg |
変速機 | 9段変速 |
サスペンション(前) | テレスコピック |
サスペンション(後) | スイングアーム |
1964年の最終戦日本GPにデビューし、翌1965年にホンダに初めての50ccタイトルをもたらした記念すべきマシン。前年型RC114からエンジンのスープアップをはたしたのはもちろん、FRP製タンクの採用。前面投影面積を減少させるためにアップタイプとされたエキゾーストなど、随所に革新的なアレンジが見て取れる。しかしデリケートな面もあって、1965年シーズンはこのRC115と2RC114(RC114の2型)が使い分けられながらレースを戦った。
それにしても、ボア・ストローク34×27.4mm、クランクピン経13mm、ピストンピン経8.5mm、バルブステム経3.5mm、ピストンリング厚0.6mmなど、驚愕の数値が並ぶエンジンは、ホンダの4ストローク技術のひとつの到達点でもあった。