50ccの2気筒に比べるとそのミニチュアぶりも影が薄いが、それでもボア35.25mm、ストローク32mm、単室容積31.23ccの125ccマシンは、驚愕に値する数値だ。基本的には250ccクラスで成功作となったRC164の縮小版だが、この数値を125ccクラスで実現したホンダに対するヨーロッパ勢の評価は、驚きを通り越して恐怖に近かった。
しかし、ホンダの多気筒、高回転化はこの125cc4気筒に留まらず、ついには125cc5気筒という前代未聞のマシンまでを生み出すことになる。