'67年世界選手権ロード、500ccクラスでMVと同点ながら、メーカーズ/ライダーズ ランキング2位。GP最大排気量出場車。(マン島TT優勝車 No.4 M.ヘイルウッド)
エンジン種類 空冷4サイクル4気筒DOHC4バルブギヤ駆動
排気量 499.60cm3
最高出力 over 85PS/12,000rpm
最大トルク 5.23kgm/10,000rpm
最高速度 over 260km/h
車両重量 151kg
変速機 6段変速
サスペンション(前) テレスコピック
サスペンション(後) スイングアーム

1967 / ホンダ RC181
RC181

 ついに500ccに参戦を開始したホンダが投入したマシン。250ccの6気筒などを考えれば8気筒10気筒も難しくはなかったはずだが、エンジンのコンパクトネス、目標馬力、車重への影響などを考慮し、オーソドックスな4気筒が選ばれた。ライバルであるMVも、350、500ccには4気筒と同時に3気筒も投入しており、500ccクラスにおいては決して超多気筒化が正しい答えではなかったことがうかがえる。

 それでも最高出力85馬力は当時の常識を破るもので、さしものレッドマンもこのRC181を完璧には乗りこなせなかったというから、そのモンスターぶりがいかに凄いものであったかが想像できる。500ccに参戦した1966、1967年と、基本設計は変えず2シーズンを戦い抜いている。