1998年12月01日
 
ホンダ創立50周年記念「ありがとう フェスタ in もてぎ」

   コレクションホール車両がグランドパレードで元気な走りを披露した。
トミー・ロブと奥様、息子さん。彼がかつて乗っていた
ブルタコのトライアラーのそばで。
ルイジ・タベリと元ホンダレーシングチーム監督の秋鹿。
タベリがチャンピオンを獲得した時のマシンにまたって。
レストア室で当時のマシンにまたがるトミー・ロブ。
そしてジョン・サーティーズとコレクションホール館長の青山。
1968年の500cc4気筒ワークスレーサー、RC181にまたがる
ジョン・サーティーズ。当時、彼はホンダには乗っていないが、
2年前にこのマシンに乗り筑波サーキットをデモ走行した経験
を持つ。彼は2輪と4輪の両方でチャンピオンを獲得。世界中で
ただ一人、2つの頂点を極めたKing of King。
超高回転、20,000rpmを誇る50cc2気筒(1気筒当たり25cc)
の1965年度50ccクラス・チャンピオンマシン、RC115に
乗るのは谷口尚巳。彼はマン島TTにホンダが初めて
チャレンジした時から大活躍したワークスライダー。
125cc4気筒エンジンの2RC146にまたがるトミー・ロブ。彼は
小排気量クラスのマシンでホンダに数々の勝利をもたらした。
125cc5気筒(50cc2気筒のエンジンを横につなげた形)マシン、
RC149にまたがり出走を待つルイジ・タベリ。彼は1966年に
このマシンで5勝を挙げ3度目の125ccチャンピオンに輝き、
ホンダにもマニュファクチャラーズタイトルをもたらした。
出走前に350cc6気筒のRC174の様子を見る、ラルフ・
ブライアンズ。彼は第1期GPチャレンジ時代の後半、
ホンダワークスチームで大活躍した。
グランドスタンドの方を見やりながら出番を待つジム
・レッドマン。マシンは1967年500cc4気筒のRC181。1966年、
RC181で500ccクラス初参戦のホンダは50,125,250,350と
合わせてGP5クラス完全制覇を果たし、翌1967年、このマシンが
アゴスチーニの駆るMVアグスタと接戦の末、シーズン終了時、
同ポイントで並ぶ名勝負を繰り広げた。
58歳の今でもルマン24時間耐久など内外のレースで大活躍の
高橋国光。マシンは1961年250cc4気筒のRC162。
ホッケンハイムサーキットで開催されたドイツGPで日本人として
彼が初めて優勝を飾った記念すべきマシン。
世界GP250ccクラス参戦に向けて、チャレンジ開始前年の
1959年8月、ベベルシャフト駆動・並列4気筒エンジンを搭載し
浅間火山レースでデビュー、圧倒的な速さで表彰台を独占した
RC160と福田貞夫。
フレディー・スペンサーとトミー・ロブが和やかに談笑。
二人の間はトミーさんの息子さん。
パレード後、司会者から紹介されるライダー達。満面に笑みを
浮かべ、観客の声援に応える。左から、高橋国光、
ラルフ・ブライアンズ、ジム・レッドマン。
1967年RA300のコクピットに収まるのは、当然ジョン・
サーティーズ。彼の奥様もカメラマンの注文に応じる。
パレードの後、観客の皆さんへ挨拶をされるサーティーズ。 サーティーズを囲んで、当時ともに転戦した川本前社長と当時の
エンジニア(田口、萩田、小池)、そしてサーティーズの奥様。
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